MTrans for Officeは、Microsoft社Officeアプリケーションの拡張機能として開発された自動翻訳アドインです。
MTrans for Officeを使用することで、Word、Excel、PowerPointおよびOutlookで手軽に自動翻訳機能と生成AI(AIプロンプト機能)を利用することができます。
MTrans for Officeには、Windows版とXP(クロスプラットフォーム)版の2種類があります。
MTrans for Office(Windows版)はWindows版Officeのみ対応していて、MTrans for Office(XP版)はWindows版Office、Mac版Office、Webブラウザ版Officeのすべてに対応しています。
MTrans for Office(Windows版)は、VSTO(Visual Studio Tools for Office)を使用して開発しているため、Windows版Officeの細部まで制御できる高度な機能が提供されています(例: 書式やレイアウトをより高い精度で維持したまま翻訳が可能です)。
一方で、MTrans for Office(XP版)は、Office JavaScript APIを使用して開発しているため、Windows版Office、Mac版Office、Webブラウザ版Officeのクロスプラットフォームで動作します。
なお、Outlook(新しいUI)はMTrans for Office(Windows版)の利用ができず、MTrans for Office(XP版)のみ利用可能です。
MTrans for Office(XP版)の自動翻訳機能は、下記の自動翻訳API(以下、MTエンジン)を使用します。
ベンダー名 | MTエンジンの名前とエディション/プラン | 公式ドキュメント |
---|---|---|
Cloud Translation - Advanced (v3) | https://cloud.google.com/translate/docs?hl=ja | |
DeepL | DeepL API Pro | https://www.deepl.com/ja/docs-api |
Microsoft | Microsoft Translator | https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/ai-services/translator/ |
OpenAI | GPT-4.1 | https://platform.openai.com/docs/models |
MTrans for Office(XP版)のAIプロンプト機能は、下記の生成AIのAPI(以下、LLM(大規模言語モデル))を使用します。
ベンダー名 | LLMの名前とエディション/プラン | 公式ドキュメント |
---|---|---|
OpenAI | GPT-4.1 | https://platform.openai.com/docs/models |
GPT-4.1 nano |
MTrans for Office(XP版)は、Microsoft社のオンラインストア「AppSource」(https://appsource.microsoft.com)で公開されています。
「AppSource」上では、Word、Excel、PowerPoint向けのアドイン名とOutlook向けのアドイン名が異なります。
Word / Excel / PowerPoint | Outlook | |
---|---|---|
「AppSource」でのアドイン名 | MTrans for Office | MTrans for Outlook |
ブラウザから「AppSource」(https://appsource.microsoft.com)にアクセスしてアドインを入手することもできます。また、「Microsoft 365管理センター」(https://admin.microsoft.com)で管理者からOfficeユーザーにアドインを一元展開することもできます。
但し、これらの方法でOutlookアドインを入手するには、Exchangeを含むMicrosoft 365サブスクリプションが必要です。「Microsoft 365 Apps for business」等のお客様は、これらの方法でOutlookアドインを入手できませんので、上記の手順でOutlookアドインを入手してください。
リボンメニューの「MTrans」タブからMTrans for Officeを利用できます。
受信メールを選択した状態、または下書き中の状態で、メニューの「MTrans」をクリックします。
MTrans for Officeを利用するにはユーザー認証が必要です。「アカウント」ボタン()をクリックすると、画面右側のパネルからログイン画面が表示されます。ログイン画面でMTransユーザーアカウント(MTrans Online(https://mtrans.online)に登録されているユーザーアカウント)を入力して、「ログイン」ボタンをクリックします。
シングルサインオン(SSO)でログインするお客様は、「シングルサインオン(SSO)」ボタンをクリックします。ダイアログが表示され、アプリクライアントIDを入力して、確定ボタン()をクリックします。アプリクライアントIDは、MTrans Onlineのお客様専用ログインURL(https://mtrans.online/?clientid=*** )の"clientid"の値(***)になります。連携先サービスのアカウントでログインした後、ダイアログが閉じられ、MTrans for Officeを利用できるようになります。
ブラウザがSafariの場合、SSOでログインしてダイアログが閉じられた後、「シングルサインオン(SSO)」ボタンを再度クリックする必要があります。
「パスワードを忘れた場合はこちらへ」をクリックしてください。ブラウザにMTransユーザーアカウントのパスワード再設定画面が表示されるので、画面の指示に従ってパスワードを再設定してください。シングルサインオン(SSO)でログインするお客様は、「パスワードを忘れた場合はこちらへ」からパスワードを再設定することはできません。連携先サービスで確認する必要があります。
ログイン済みの状態で「アカウント」ボタン()をクリックすると、画面右側のパネルからはログイン済み画面が表示されます。「ログアウト」ボタンをクリックすると、ユーザーはログアウトされます。
ログイン済み画面で「翻訳」ボタンをクリックするか、ログイン済みの状態でリボンメニューの「翻訳」ボタン()をクリックすると、画面右側のパネルから翻訳画面が表示されます。
文書内のテキストを翻訳する場合は、翻訳画面の「選択範囲」タブをクリックします。テキストを選択すると、原文として読み取られます。原文言語や訳文言語を設定したり、MTエンジンを選択したりした後、「▶ 翻訳を実行」ボタンをクリックすると翻訳が開始して、訳文が表示されます。
Wordでは、カーソルを当てた段落や範囲選択したテキストを読み取ることができます。また、一部の図形も読み取ることができます。
Excelでは、範囲選択したセルを読み取ることができます。ただし、範囲選択ではなく、複数のセルを個別に選択した場合は読み取られません。
PowerPointでは、カーソルを当てたテキストボックスや範囲選択したテキストを読み取ることができます。
選択中のMTエンジンが対応する原文言語の一覧が表示されます。「自動検出」を選択すると、MTエンジンの方で原文言語を判定されます。
「自動検出」は、原文によって言語を正確に検出できない場合があります。正しく翻訳されない場合は、原文言語を手動で設定して再度翻訳してください。
選択中のMTエンジンが対応する訳文言語の一覧が表示されます。
原文言語と訳文言語を入れ替えるには、「」ボタンをクリックします。
複数のMTエンジンを選択して同時翻訳を行う場合、言語一覧の右端にアイコンが表示されます。
これらはMTエンジンごとの対応状況を示しており、一部のMTエンジンのみが対応している言語にはそのMTエンジンのアイコンがついています。
アイコンのない言語は、選択中のすべてのMTエンジンで翻訳できます。
アイコンのついている言語は、アイコン以外のMTエンジンで翻訳に失敗する場合があります。
アイコン | MTエンジン |
---|---|
DeepL | |
Microsoft | |
OpenAI |
Google、DeepL、Microsoft、OpenAIから選択します。DeepLとOpenAIにはオプション設定があります。
MTエンジンで「DeepL」を選択して「オプション」をクリックすると、一部の訳文言語で敬称・親称の設定が行えます。
※ 日本語に訳す際は敬体・常体の設定となります。
詳しくはDeepLヘルプセンターをご参照ください。
MTエンジンで「OpenAI」を選択して「オプション」をクリックすると、翻訳分野またはMTrans Onlineで作成した翻訳指示(MTプロンプト)を設定できます。このオプション設定を活用することで、より最適な翻訳結果を得られる可能性が高くなります。MTプロンプトの管理について、MTrans Onlineユーザーガイドをご参照ください。
別のMTエンジンを追加して同時に翻訳できます。
MTrans Onlineで作成した用語集を使って翻訳することができます。「用語集」のトグルボタンをクリックしてオンにして、「未選択」のリンクをクリックします。用語集一覧ダイアログが表示されるので、使用したい用語集を選択します。
MTrans Onlineにて作成した用語集を最大5つまで選択して翻訳に反映できます。用語集の管理について、MTrans Onlineユーザーガイドをご参照ください。
MTrans Onlineでの編集後などに「」ボタンをクリックして用語集の一覧を再読込みできます。
「新規作成」ボタンをクリックすると、MTrans Onlineの用語集作成画面が表示されます。
「」ボタンをクリックするとMTrans Onlineを開いて各用語集の内容を閲覧・編集できます。
選択した用語集間で重複する用語がある場合、「優先順」の高い(数字の小さい)用語集のものが優先されます。
自動ポストエディットとは、翻訳結果を自動的に修正する機能です。この機能を使うことで、訳文の表記を統一したり、スタイルガイドに従った表現に変更したりすることができます。
MTrans Onlineで作成した自動ポストエディット条件セットを使って自動ポストエディットできます。「自動PE」のトグルボタンをクリックしてオンにして、「未選択」のリンクをクリックします。ダイアログが表示されるので、使用したい自動ポストエディット条件セットを選択します。
MTrans Onlineにて作成した自動ポストエディット条件セットを最大5つまで選択して翻訳に反映できます。自動ポストエディット条件セットの管理について、MTrans Onlineユーザーガイドをご参照ください。
MTrans Onlineでの編集後などに「」ボタンをクリックして自動ポストエディット条件セットの一覧を再読込みできます。
「新規作成」ボタンをクリックすると、MTrans Onlineの自動ポストエディット条件セット作成画面が表示されます。
「」ボタンをクリックするとMTrans Onlineを開いて各自動ポストエディット条件セットの内容を閲覧・編集できます。
選択した自動ポストエディット条件セット間で重複する項目がある場合、「優先順」の高い(数字の小さい)自動ポストエディット条件セットの項目が優先されます。
「」ボタンをクリックして、設定画面を開きます。「自動的に翻訳する」チェックボックスをオンにします。これで、テキストを選択すると自動的に翻訳されるようになります。
「」ボタンをクリックして、設定画面を開きます。「文字書式を無視して翻訳する」チェックボックスをオフにします。これで、一部の文字書式を含めて翻訳できるようになります。
画面右下の「⋮」ボタンから「設定」メニューをクリックして、設定画面を開きます。「表示設定」>「テキストサイズ」の「-」ボタンまたは「+」ボタンをクリックすると、テキストサイズを変更できます。
文書全体を翻訳する場合は、翻訳画面の「文書」タブをクリックします。MTエンジンを選択したり、原文言語や訳文言語を設定したりした後、「翻訳を実行」ボタンをクリックすると翻訳が開始します。
GoogleまたはDeepLを選択します。
選択中のMTエンジンが対応する原文言語の一覧が表示されます。「自動検出」を選択すると、MTエンジンの方で原文言語を判定されます。WordおよびPowerPointでは、DeepLが「自動検出」に対応していません。
「自動検出」は、原文によって言語を正確に検出できない場合があります。正しく翻訳されない場合は、原文言語を手動で設定して再度翻訳してください。
選択中のMTエンジンが対応する訳文言語の一覧が表示されます。
原文言語と訳文言語を入れ替えるには、「」ボタンをクリックします。
翻訳画面の「文書翻訳を実行」ボタンをクリックすると、文書全体の内容が読み取られ、指定したMTエンジンで翻訳されます。翻訳を開始した後、完了するまで画面を閉じないでそのままお待ちください。
各MTエンジンの仕様に応じて、画像やグラフなどの一部コンテンツは翻訳されなかったり、これらのコンテンツが含まれることで翻訳に失敗する場合がありますのでご注意ください。
翻訳が完了すると、訳文ファイルは新規ウインドウに表示されます。
翻訳が完了すると、「このアドインは、現在のクラウド リポジトリの既定フォルダーに新しいドキュメントを作成しようとしています。」というダイアログが現れるので、「はい」をクリックします。その後、「このアドインは、新しいウィンドウを表示しようとしています。」というダイアログが現れるので、「はい」をクリックします。右隣に新しいタブが作られ、訳文ファイルはそのタブに表示されます。訳文ファイルは、OneDriveの「自分のファイル」フォルダに保存されます。
Excelでは、表示シート内のセルを一括翻訳することができます。翻訳画面の「シート」タブをクリックして、Mエンジン、原文言語、訳文言語、用語集、自動ポストエディット条件セット、翻訳の出力先を設定した後、「シート翻訳を実行」ボタンをクリックします。
出力先 | 説明 |
---|---|
同じシートに上書き | 表示シートに翻訳結果が上書きされます。 |
新しいシートを作成 | 表示シートが複製され、翻訳結果が出力されます。 |
PowerPointでは、選択した複数のスライドを一括翻訳することができます。翻訳画面の「スライド」タブをクリックして、MTエンジン、原文言語、訳文言語、用語集、自動ポストエディット条件セット、翻訳の出力先を設定した後、「スライド翻訳を実行」ボタンをクリックします。
出力先 | 説明 |
---|---|
同じスライドに上書き | 選択したスライドに翻訳結果が上書きされます。 |
新しいスライドを作成 | 選択したスライドが複製され、翻訳結果が出力されます。 |
Outlookでは、選択中の受信メールまたは下書き中のメールの件名と本文を翻訳します。
ログイン済み画面で「翻訳」ボタンをクリックするか、ログイン済みの状態でリボンメニューの「翻訳」ボタン()をクリックすると、画面右側のパネルから翻訳画面が表示されます。
メール内のテキストを翻訳する場合は、翻訳画面の「選択範囲」タブをクリックします。テキストを選択すると、原文として読み取られます。MTエンジンを選択したり、原文言語や訳文言語を設定したりした後、「▶ 翻訳を実行」ボタンをクリックすると翻訳が開始して、訳文が表示されます。この機能は、下書きのみ利用でき、受信メールでは利用できません。
範囲選択したテキストを読み取ることができます。
選択中のMTエンジンが対応する原文言語の一覧が表示されます。「自動検出」を選択すると、MTエンジンの方で原文言語を判定されます。
「自動検出」は、原文によって言語を正確に検出できない場合があります。正しく翻訳されない場合は、原文言語を手動で設定して再度翻訳してください。
選択中のMTエンジンが対応する訳文言語の一覧が表示されます。
原文言語と訳文言語を入れ替えるには、「」ボタンをクリックします。
複数のMTエンジンを選択して同時翻訳を行う場合、言語一覧の右端にアイコンが表示されます。
これらはMTエンジンごとの対応状況を示しており、一部のMTエンジンのみが対応している言語にはそのMTエンジンのアイコンがついています。
アイコンのない言語は、選択中のすべてのMTエンジンで翻訳できます。
アイコンのついている言語は、アイコン以外のMTエンジンで翻訳に失敗する場合があります。
アイコン | MTエンジン |
---|---|
DeepL | |
Microsoft | |
OpenAI |
Google、DeepL、Microsoft、OpenAIから選択します。DeepLとOpenAIにはオプション設定があります。
MTエンジンで「DeepL」を選択して「オプション」をクリックすると、一部の訳文言語で敬称・親称の設定が行えます。
※ 日本語に訳す際は敬体・常体の設定となります。
詳しくはDeepLヘルプセンターをご参照ください。
MTエンジンで「OpenAI」を選択して「オプション」をクリックすると、翻訳分野またはMTrans Onlineで作成した翻訳指示(MTプロンプト)を設定できます。このオプション設定を活用することで、より最適な翻訳結果を得られる可能性が高くなります。MTプロンプトの管理について、MTrans Onlineユーザーガイドをご参照ください。
別のMTエンジンを追加して同時に翻訳できます。
MTrans Onlineで作成した用語集を使って翻訳することができます。「用語集」のトグルボタンをクリックしてオンにして、「未選択」のリンクをクリックします。用語集一覧ダイアログが表示されるので、使用したい用語集を選択します。
MTrans Onlineにて作成した用語集を最大5つまで選択して翻訳に反映できます。用語集の管理について、MTrans Onlineユーザーガイドをご参照ください。
MTrans Onlineでの編集後などに「」ボタンをクリックして用語集の一覧を再読込みできます。
「新規作成」ボタンをクリックすると、MTrans Onlineの用語集作成画面が表示されます。
「」ボタンをクリックするとMTrans Onlineを開いて各用語集の内容を閲覧・編集できます。
選択した用語集間で重複する用語がある場合、「優先順」の高い(数字の小さい)用語集のものが優先されます。
自動ポストエディットとは、翻訳結果を自動的に修正する機能です。この機能を使うことで、訳文の表記を統一したり、スタイルガイドに従った表現に変更したりすることができます。
MTrans Onlineで作成した自動ポストエディット条件セットを使って自動ポストエディットできます。「自動PE」のトグルボタンをクリックしてオンにして、「未選択」のリンクをクリックします。ダイアログが表示されるので、使用したい自動ポストエディット条件セットを選択します。
MTrans Onlineにて作成した自動ポストエディット条件セットを最大5つまで選択して翻訳に反映できます。自動ポストエディット条件セットの管理について、MTrans Onlineユーザーガイドをご参照ください。
MTrans Onlineでの編集後などに「」ボタンをクリックして自動ポストエディット条件セットの一覧を再読込みできます。
「新規作成」ボタンをクリックすると、MTrans Onlineの自動ポストエディット条件セット作成画面が表示されます。
「」ボタンをクリックするとMTrans Onlineを開いて各自動ポストエディット条件セットの内容を閲覧・編集できます。
選択した自動ポストエディット条件セット間で重複する項目がある場合、「優先順」の高い(数字の小さい)自動ポストエディット条件セットの項目が優先されます。
「」ボタンをクリックして、設定画面を開きます。「翻訳設定」の「自動的に翻訳する」チェックボックスをオンにします。これで、テキストを選択すると自動的に翻訳されるようになります。この機能は、下書きのみ利用でき、受信メールでは利用できません。
「」ボタンをクリックして、設定画面を開きます。「翻訳設定」の「文字書式を無視して翻訳する」チェックボックスをオンにします。これで、一部の文字書式を含めて翻訳できるようになります。この機能は、下書きのみ利用でき、受信メールでは利用できません。
画面右下の「⋮」ボタンから「設定」メニューをクリックして、設定画面を開きます。「表示設定」の「テキストサイズ」の「-」ボタンまたは「+」ボタンをクリックすると、テキストサイズを変更できます。
メール全体を翻訳する場合は、翻訳画面の「メール全体」タブをクリックします。MTエンジンを選択したり、原文言語や訳文言語を設定したりした後、「翻訳を実行」ボタンをクリックすると翻訳が開始します。
Google、DeepL、Microsoft、OpenAIから選択します。DeepLとOpenAIにはオプション設定があります。
MTエンジンで「DeepL」を選択して「オプション」をクリックすると、一部の訳文言語で敬称・親称の設定が行えます。
※ 日本語に訳す際は敬体・常体の設定となります。
詳しくはDeepLヘルプセンターをご参照ください。
MTエンジンで「OpenAI」を選択して「オプション」をクリックすると、翻訳分野またはMTrans Onlineで作成した翻訳指示(MTプロンプト)を設定できます。このオプション設定を活用することで、より最適な翻訳結果を得られる可能性が高くなります。MTプロンプトの管理について、MTrans Onlineユーザーガイドをご参照ください。
選択中のMTエンジンが対応する原文言語の一覧が表示されます。「自動検出」を選択すると、MTエンジンの方で原文言語を判定されます。
「自動検出」は、原文によって言語を正確に検出できない場合があります。正しく翻訳されない場合は、原文言語を手動で設定して再度翻訳してください。
選択中のMTエンジンが対応する訳文言語の一覧が表示されます。
原文言語と訳文言語を入れ替えるには、「」ボタンをクリックします。
翻訳画面の「翻訳を実行」ボタンをクリックすると、メールの内容が読み取られ、指定したMTエンジンで翻訳されます。翻訳を開始した後、完了するまで画面を閉じないでそのままお待ちください。
翻訳が完了すると、翻訳画面が切り替わって、翻訳された件名と本文が表示されます。「クリップボードにコピー」ボタンをクリックすると、テキストをコピーすることができます。「< 戻る」ボタンをクリックすると、元の翻訳画面に戻ります。再度訳文を確認したい場合は、「翻訳結果 >」ボタンをクリックします。翻訳された件名と本文は、次の翻訳が実行されるまで、または画面が閉じられるまで保持されます。
ログイン済み画面で「AIプロンプト」ボタンをクリックするか、ログイン済みの状態でリボンメニューの「AIプロンプト」ボタン()をクリックすると、生成AIを使うための操作画面が表示されます。この画面で生成AIを使う機能を「AIプロンプト」機能と呼びます。
① Word上でAIプロンプト画面を表示した状態で、Word文書にテキストを入力します。例えば、「生成AIとは」を入力するとします。
② テキストを入力して少し待機すると、AIプロンプト画面の「選択範囲」セクションに入力したテキストが表示されます
③ 実行ボタン()をクリックすると、「内容補完」という指示が生成AIへ送信され、「選択範囲」セクションの内容(生成AIとは)を元に回答結果が出力されます
このように、AIプロンプト機能は、入力したテキストを元に生成AIに質問や指示を送信し、回答結果を出力する機能になります。生成AIへの指示や質問を 「プロンプト」 と呼びます。上記「内容補完」は、プロンプトのタイトルを表しますが、具体的には、
「選択範囲」セクションの内容(上図では「生成AIとは」)の後に続く文章を出力せよ
という旨の指示内容が生成AIに送信されて、回答結果が出力されます。
このセクションには、Word文書、Excelシート、PowerPointスライド、およびOutlook下書き上で選択したテキストや段落が表示されます。また、このセクションに直接テキストを手入力することもできます。このセクションに入力されたテキストは、プロンプト(生成AIへの指示や質問)を送信するときに使用されます。具体的には、プロンプトの一部として組み込まれて、生成AIに送信されます。
このセクションには、生成AIからの回答結果が表示されます。回答結果は、セクション下端に表示されるツールバーで、文書に挿入したり、置換したり、コピーしたりできます。
クリックするとプロンプトが生成AIに送信されて、回答結果が出力されます。
クリックすると、プロンプトを設定する画面(AIプロンプト設定ダイアログ)が表示され、利用するプロンプトを変更できます。リンクテキストには、利用するプロンプトのタイトルが表示されます。 初期状態では、「内容補完」というプロンプトが設定されています。
プロンプトに組み込むテキストを選択します。「選択範囲」を選択すると、「選択範囲」セクションのテキストがプロンプトに組み込まれます。「全体」を選択すると、文書/メール全体のテキストがプロンプトに組み込まれます。
このプルダウンは、WordとOutlook下書きのみ利用できます。ExcelとPowerPointでは、常に「選択範囲」が適用されます。Outlook受信メールでは、常に「全体」が適用されます。
例えば、文章を入力しながら後続の内容を取得する(内容補完)プロンプトは基本的に「選択範囲」の想定ですが、文章を要約するプロンプトも並行利用する場合があるとします。文章要約プロンプトも「選択範囲」が選択されていると、文書全体を要約したい場合、文書全体のテキストを全選択する必要になります。この方法だとカーソル位置が変わってしまうので、プロンプトによる要約内容を確認した後は元の編集位置に戻る必要があったり、ほかの「選択範囲」指定のプロンプトが並行利用しにくくなって作業効率性が悪くなる可能性があります。
ところが、このプルダウンで要約プロンプトのみ「全体」に切り替えると、わざわざ文書全体のテキストを全選択する必要がなくなるため、編集作業を止めることなく、ほかのプロンプトを利用しながらスムーズに文書全体を要約できるようになります。
クリックすると、プロンプトを設定する画面(AIプロンプト設定ダイアログ)が表示され、新しいプロンプトを追加できます。プロンプトを追加することで、複数のプロンプトを並行して利用できます。プロンプトは最大4つまで追加できます。
プロンプトタイトルリンクまたは「+ プロンプトを追加」ボタンをクリックすると、AIプロンプト設定ダイアログが表示されます。このダイアログでは、利用する生成AIモデルやプロンプトを変更したりできます。
利用可能な生成AIモデルについて、「サポート対象のMTエンジン/LLM(大規模言語モデル)」をご参照ください。
プロンプトは、「マスタープロンプト」またはMTrans Onlineで作成したAIプロンプトセットから選択します。
「セット作成」ボタンをクリックすると、MTrans OnlineのAIプロンプトセット作成画面が表示されます。
「セット編集/閲覧」ボタンをクリックすると、MTrans OnlineのAIプロンプトセット一覧画面が表示されます。セット名や公開先を変更することができます。
「プロンプト追加/編集」ボタンをクリックすると、選択中のAIプロンプトセットのMTrans Online編集画面が表示されます(「マスタープロンプト」選択時はこのボタンを利用できません)。
AIプロンプトセットの作成・編集・管理について詳しくは、MTrans Onlineユーザーガイドをご参照ください。
マスタープロンプトは、弊社がお客様に提供するプロンプトです。マスタープロンプトには様々なシーンで利用できそうな汎用性の高いプロンプトが含まれており、お客様がMTrans Onlineで作成したプロンプトと並行して利用することができます。マスタープロンプトは予告なく追加および変更される場合があります。
画面右下の「⋮」ボタンから「設定」メニューをクリックして、設定画面を開きます。「自動的にプロンプトを実行する」チェックボックスをオンにします。これで、テキストを選択すると自動的にプロンプトが実行されるようになります。但し、この設定は「選択範囲」プルダウンで「選択範囲」が選択されているプロンプトに対してのみ適用され、「全体」が選択されているプロンプトには適用されません。
このオプション設定は、Word/Excel/PowerPoint/Outlook(下書き)で利用できます。Outlook受信メールでは利用できません。
画面右下の「⋮」ボタンから「設定」メニューをクリックして、設定画面を開きます。「表示設定」の「テーマ」で「ダーク」を選択すると、ダークモードに変更できます。また、「自動」を選択中は、OSのテーマまたはOfficeアプリケーションのテーマに合わせて外観が自動的に切り替わります(Officeの利用環境によって挙動が異なる場合があります)。
MTエンジン | ファイルサイズ |
---|---|
20 MB | |
DeepL | 25 MB |
MTエンジン | 本文サイズ |
---|---|
2 MB未満 | |
DeepL | 1.2 MB未満 |
Microsoft / OpenAI | 数十KB未満(内容により異なります) |
MTrans for Officeには、Microsoft社が提供するOfficeアドインプラットフォームを原因とする以下の制限事項があります。
その他不明点等ありましたら、弊社サポート(mtrans-support@science.co.jp)へお問い合わせください。